運動鍼療法について

運動鍼療法は、運動器系の痛みの軽減に効果のある治療法です。ここでは、その療法の手法だけを、簡単に説明します。
初めにお断りしておきますが、ここで紹介しておりますのは、あくまでも当院の手法ですので、他院と異なることがあるかも知れません。
もし、本来の手法なり理論その他、詳細をお知りになりたい方は、それぞれの、この療法に関する書籍をごらんください。
1) まず、みなさまの訴える痛みの箇所を確認いたします。(触診ではなく、運動時に痛む箇所)
2) その部位に鍼をうちます。鍼の種類は個々の症状により異なります。
に 3) みなさまが、鍼の響きを感じるまで深度、角度を調整いたします。
4) 響きを感じたら、そこで置鍼しますが、深度が浅い場合には、倒れないよう支えます。
5) 置鍼した部位の、筋が作用しない関節(例えば、三角筋なら肘関節)を、響きがなくなるまで曲げ伸ばししてください。(関節はこちらで指示いたします)
なお、部位によっては、何らかの方法でこちらで補助することもあります。
6) ひびきがなくなったら針を抜きます。(時により、深度、角度を換え、再度同じ部位で行うこともあります)
7) 次の痛みのある箇所に移動して、同じ流れで施術を行います。
以上、治療の流れを、簡単に説明しましたが、
痛みの程度、箇所等個人差がありますので、鍼の太さ、長さ等の選択は、適宜選ぶこととなります。通常は細い短い鍼を基本としております。
以上ですが、何かご質問でもありましたら、ご遠慮なくお問い合わせ下さい。