羽生鍼灸マッサージ治療院の歴史…

サイトをリニューアルし、とりあえずほっとしたとき、ふと、そうか、もう35年になるんだ…我ながら良くやってきた…
と、しみじみ感じたものです。そこで、リニューアルを機に、当院の歴史でも書いてみようかと思い立ちました。
とは言っても、半分は私の半生みたいなものですので、かざることなく私小説風に書いてみたいと思っています。
書いているうちに、私自身が楽しくなってしまうのではないかと思いますが、一人でも読んでいただけると嬉しいです。

当院は約35年前、自宅の庭に小さなプレハブを建てて始めました。
それで思い出すのは、娘が小学校に上がって初めての家庭訪問のときのことです。
先生が、庭の、ブロックで囲まれた小さな四角の空き地(砂が入れてあった)を見て、
「あら、いいわねぇ、お砂場を作ってもらったのね」
これにはどう答えたらいいか困りました。お砂場ではないのです。実は治療院の土台なのです。
そうです、床面積があまりにも小さいので、ブロックに囲まれた砂場だと思われたのですね(笑)。
無理はありません。自分が見てもまさに「お砂場」です。それも、小さな家庭用の…
それで、実はこれこれ…と正直に言ったところ、先生うろたえることしきり… 確か、そんなことで、話もそこそこ早々と引き上げて行ったんじゃなかったでしょうか…(笑)
そんな訳で、その小さなプレハブに、なくては困る玄関口だけは着けて当院は開業したのでした。
そうそう、そう言えば、開業届を保健所に出したとき面白い?ことがありましたね。
間違いなくまだ関係者がご存命のはずですので、詳しいことは書けませんが、
その届を、認めろ認めない…で、その係りの職員とちょっともめたのです。
それで、つい腹が立って、そんな当てもないのに「議員でも立てなきゃだめなんですか?」と言ってしまったのですね。(汗)
すると、その職員も腹が立ったらしく、治療院の見取り図を届けてもらった知り合いに、
その書類を机に叩きつけながら、「こいつは気に入らない…」と言ったのだそうです。
そうなのです。まだ見取り図も見ていない状態で調べに来て、お砂場を見て「認められない」と言ったということですね。
それを聞いて、「こいつとは何だ」とまた腹が立ちましたが、しかし、とにかく認めてもらわなければ話になりません。
それで、説明に出向かなきゃいけないな…と考えていると、
その翌々日、何があったか知りませんが、上司の課長と二人ですっ飛んで来たのにはおどろいてしまいました。(笑)
議員の一言が利いたのかな…(笑)
結局、中に入ったような感じの課長さんが冷静に話を聞いてくれて、
こちらの説明不足と、職員の早合点ということで和解?し、無事開業までこぎつけたのでした。
すっかり話が横道にそれてしまいました。ということで、(続く)

2017年08月09日