はじめに、当院の使用する鍼について説明いたします。
鍼は、特別のものを覗いて使い捨てのものを使用しています。特別のもの…というのは、特に長かったり太かったりで使い捨ての仕様になっていない鍼のことです。
ですので、通常は、普通の使い捨て鍼を使用しますのでご安心ください。
また、使い捨てではない鍼の場合にはしっかり煮沸消毒などをいたしますのでご安心ください。
手法としましては、刺してすぐ抜く速刺速抜、進入してから鍼を動かして刺激する雀啄や振顫。
あるいは、しばらくそのまま入れておく置鍼。もぐさで鍼を焼く灸頭鍼、鍼を入れたまま関節を動かす運動鍼などになります。
これらの手法を症状に応じて適宜行い、できるだけ早い改善をめざします。

「鍼は痛くないですか？」
鍼治療を行う場合、初心者の方に必ず聞かれるのは「痛くないですか？」ということです。
おそらく、注射を連想されるのだと思いますが、基本的に言えば、痛いものではありませんが、ただし、いつでも全く無痛であるというわけではありません。
鍼を撃つ部位、深度、鍼の太さ、痛覚の個人差などにより、異なるのが通常です。
鍼を撃つ瞬間、ピリッというような痛みを感じることはありますが、それでも、注射のような痛みはまずありません。
また、痛みとは違う、ズーンというような響きを感じることがありますが、これを痛みと感じることもあるかも知れません。
。 これは、鍼治療の特徴的現象であり、何の心配もありません。
この響きを利用した「運動鍼療法」というものもあり、当院では、痛みの治療の際に用い、かなりの効果を上げています。
もし、通常ではない痛みを感じられた場合には、そのように言っていただければすぐに抜いて対応いたします。
怖がらず、身体の力を抜き、私を信頼し、なるべくリラックスしていただければ、鍼の進入も、より容易になり、痛みを覚えることも少なくなると思います。
以上ですが、何かご質問でもありましたら、ご遠慮なくお問い合わせ下さい。