膝の痛みの治療の流れ

当院で行う、膝の痛みの治療について説明しています。

問診(カウンセリング)

まずお悩みの症状についてお尋ねします。また、治療に対するご希望をお伺いいたしますので何かご要望があればお気軽にお申し出ください。


検査

痛みのある部位の状態や可動範囲などを確認すると共に、膝関節全体、その上下の状態を触診して確認いたします。


治療

膝痛は当院でも来院する方が訴えることの多い症状のひとつです。中でも多いのが、使いすぎによると思われるものですが、これは鍼でかなり軽減されます。
1例を上げますと、60代の女性ですが、2時間くらい同じ姿勢で草むしりをした後、数時間後から、ご本人いわく「ちぎれるくらい痛くなったので、たまらなくなり医者へ行ったが少しも痛みが取れない。もう普通に歩けないのでは…?」と本気で心配されて来院。
しかし、当院で治療後には、まだ少しの痛みはあるものの、付き添いのご主人の肩を借りることもなく、自分の足でしっかり歩いて車に載られるまでに回復致しました。
そして、二日後の2度目の治療後には、深く膝を曲げることもできるようになり、歩けなくなるのではないか…?という心配が嘘のように、ほとんど元の状態に戻ることができたのでした。
また、ある介護師の女性は、急に膝が痛くなり、まったくしゃがむことが出来ないと病院へ行ったところ、水がたまっていると言われ、抜いてもらったが一向に改善しない…仕事ができなくて困っている。
こう訴えて来院されましたが、1度の治療で腫れが小さくなり、痛みも軽減し、最終的には4回通院してもらい、ほとんど仕事に影響しないくらいに改善することができたものです。
症例の話が長くなりましたが、では、当院の膝痛の治療を説明いたします。
まず、膝の曲げ伸ばしをしながら、痛みの程度と可動域をチェックします。次に、軽く関節線や皿部に沿っての親指での軽擦を行います。次に、太股前部と膝下足部の緊張状態を調べ、その緊張を取ります。
そして、再び膝の曲げ伸ばしを行って痛みの状態をチェックします。その後、細い鍼を用いてツボへの刺鍼および置鍼を行い、鍼を抜いた後、再び膝関節周囲へのマッサージ治療を行います。
また、この間も、状態を見ながら、ツボや患部への温灸や腰殿部への施術も適宜行います。こうした施術を繰り返しながら徐々に軽減を目指すことになります。


説明

治療中治療後感じ取ったことや、日常生活で気をつけること、あるいは、ご自分でできる対処法などがあれば説明します。