片頭痛について

偏頭痛はその名の通り、頭の片側が激痛におそわれるもので、多くは右側前頭部にきますが、ときにより左側、あるいは、後頭部が痛む事もあります。
女性(ことに思春期から20歳頃、あるいは30代)に多くみられ、
激痛の他、吐き気やめまい、食欲減退、耳鳴り、あるいは、激しい場合は、精神朦朧などをおこすこともあります。
残念ながら、未だに真の原因ははっきりしていません。
したがって、家庭でできる、予防、軽減方としては薬による他は、ごく一般的な方法になりますが、それを、簡単に述べておきます。
まず予防としては肉体的過労、精神的疲労をサけることが必要です。次に、食事の不摂生を控え、便通を整え、睡眠を十分とるようにします。
目の疲れも影響しますので、過度の読書、長時間のテレビ、書き物なども控えることが必要です。
また、怒ったり泣いたりなどの精神活動も、その誘因になりますので注意してください。
軽減方法としては、何よりも、まずは暗い静かなところに横になることです。さむ気がある場合には、身体は温かくしてください。
お茶などの水分をとり、角氷を口に含むのも良いです。
偏頭痛の特徴として、大方は、2-3時間でおさまると思われますが、
時により、個人により、半日から1日、あるいは数日間に及ぶものもあり、
いずれにしても、やはり、家庭で行うものには限りがありますので早めに医師の治療を受けるか、鍼などの施術を受ける事をお薦めします。
以上ですが、何かご質問でもありましたら、ご遠慮なくお問い合わせ下さい。

2004年