腰痛予防とストレッチ

腰痛の予防としては、ごく一般的な考え方として、普段から正しい姿勢で過ごしているか…
と言うことがまず第一番にあげられます。
前かがみの姿勢は腰に負担をかけます。背筋をまっすぐ伸ばし正しい姿勢を保ちます。
仕事やさまざまな作業なので同じ姿勢を長時間続けるのも腰痛のもとになります。
車を運転する場合は時々休み、デスクワークなど、長時間座ったままでの作業をするときは、
時々立ち上がり、こわばった腰の筋肉をほぐすためにも姿勢に変化をつけることも必要です。
ギックリ腰にならないためには、たとえば荷物を持つときなどは、中腰のままでなく、しっかり腰を落とし、
荷物をできるだけ近くに引き寄せて持つようにし、
重いものを運ぶときは、無理せず台車などを使い、腰に過度な負担をかけないよう気をつけます。
また、ときとして、荷物云々とは関係なく、横のものを取ろうとして身体を振り向けたときや、
あるいは、すでに腰殿部に疲労がたまっている場合など、大きなクシャミをしただけでも、突如として起きることがあります。
ウオーキングは、下半身、ことに腰臀部の筋肉を強化する上で大切です。
毎日できれば朝夕2回、30分以上程度が理想でしょう。
歩くことは、腰痛の予防はもちろん、体重を落とすことにもつながり、あるいはまた心のリフレッシュにもなります。
体操やストレッチもまた腰痛の予防にはかかせません。
だからと言って、ジムへ通ったりのような特に大げさなことをする必要はありません。
腰痛体操は、健康番組などでよく紹介されていますので、ここでは取り上げませんが、
大切なのは、年齢や体調を考えて自分に合ったものを選ぶと言うことです。
ストレッチは、いつでもどこでもできる運動ですが朝起きたときは特に効果的だと言われています。
まだ目覚めきっていない身体と頭をスッキリさせてくれます。
また、体重が重くなるにつれ腰への負担も増しますので、食事に気をつけ、
適度な運動で自分のベストの体重を維持するようつとめましょう。
参考文献(腰痛テキスト)

2004年